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出来てますか?忖度

そん‐たく【×忖度】

[名](スル)他人の心をおしはかること。また、おしはかって相手に配慮すること。「作家の意図を忖度する」「得意先の意向を忖度して取り計らう」コトバンクより引用

 

去年はこれができなくて死ぬほど怒られた、

なにをどうがんばってもできなくてアスペと錯覚して精神科まで行った。

健康だと言われた。

 

メチャメチャ難しいんだ。

相手を忖度する。

ということ

 

できる人はできない人を理解するためには死ぬほど努力する必要がある、大抵の人は忖度できない人のことなど考えない。

 

呼符でプロトアーサーが出る人はウン万かけてもプロトアーサーが出ない人の気持ちは忖度しない、スクショが無慈悲にSNSに載る。というかそんなとこまで忖度していたら気が滅入る。

 

今回は個人間への尊重と忖度の話。

 

できる人はできない人に、親切心と皮肉を込めて?こう言ってくれる。

 

「時々思うけど、ほんと相手への忖度がねえよな」

 

 

ば、ばか......!お前その発言が1番忖度してないよ!

 

言われた方は

 

「え....?ごめん.....?

 

 

 

 

(今まで一生懸命やっていると思っていたのに、できてない?!?!?!?!

えっ時々ってなに?!

頻度なに?!

中学時代の野球部くらい?!

それとも科学部くらい?!   )」 

 

もうパニック、マジモンでそれ言ってる?

 

それって私が剣山ってこと?

周りにささやかなる棘を撒き散らしていたも同等ということ......?

ショックで1週間くらいお腹が痛くなった。

 

人間「できてる」と思っている幻想ををぶち壊された時、何をするかわからない。ちなみに私はチンパンジーになった。何をするかわからなかった。

 

2週間くらいたって、ようやく目が覚めて

「忖度してる人」をよく観察して、どうやったらできるのか考えてみた。

 

まず忖度する人は(長いので忖人と呼ぶことにする)

相手の話をメチャメチャ聞く。

もうこれでもかってくらい聞く。

 

 

聞いて、ここで来ます。

ここで来るんです。

 

 

忖度。

 

 

他人の心、推し量ってる!推し量ってから、返事してる。

 

感情の赴くまま返事するのはダメウーマン。

脊髄で返事していいのは心の自分だけ。

 

しかも忖人は、よく聞くけど、よく喋る。

でも聞いていて不快感がない。

そして、忖度スピード(略して忖スピ)がめちゃめちゃ速い。

え?もう返事できるの?もう忖度し終わったの?電卓級に速くない?忖度のプロか?ってくらい速い。

 

忖度初心者の私は、聞き終わってからの返事がメチャメチャ遅い。

なぜかって?忖度してるからだ。

以前ははしてるつもりになっていたから、今回はきちんと時間をかけることにした。

ただ馬鹿みたいに処理スピードが遅い。

公文に通いたての小学生並みに処理スピードが遅い。

だから、大体サシ出ない時は会話についていけないことが多くなった。

 

話は聞いている。

理解もしている。

ただ、忖度していたら返事をしそびれる。

 

この時期は

 

「ねえちょっとはなしきいてる?!反応して?!」

 

って何度も怒られた。

待ってくれ。

ベスト忖度解答を返事するから待ってくれ。

 

そして最近忖度処理スピードが一向に良くならない原因に気がついた。

一人暮らしだから、会話の機会がテレビくらいしかない。

テレビに話しかけても、というかテレビに忖度してどうするんだ。

答え合わせもできないし、いっこうに会話レベルは良くならない。

 

でも忖度は数がものを言う。忖度しなければ、忖度できるようにならないのだ。

練習あるのみ。数打ちゃ当たる。

 

そして忖スピが上がらないのなら、忖度する尺を何らかで稼げばいいことに気がついた。

天才か。世紀の大発見である。

 

 

 

 

 

 

 

 

「笑ってごまかす」

 

これ。マジでこれ。今日は「ヘラヘラ笑ってんじゃねえよ笑」って怒られたが

 

印象は下がらないし、

笑ってれば返事をする時間も稼げる。

 

よし、忖度できるぞ!相手の心、推し量れるぞ!

 

 

これなら初対面で「アクの強いヤツ」から脱却できる!合コンもモテモテだ!

 

 

ここまで読んでくれた人はきっとこう思うだろう。

 

 

 

 

 

 

「一生分の忖度を見た。」と

 

 

 

 

でもこうも思うだろう「忖度したくなってきた」とね。