いやまあ、あの、初めてではない、なかった。
ごめん。
なぜなら高校の時に「漫画研究会」というアツい部活動で活動していた事があったなと、この記事のタイトルを書いた時に気づ....
いやあ初めてでは、なかったなあ。
すっかり忘れてたワハハ!!!
その時は焼きそばパンを作って恋を成就させる恋愛サクセスストーリーみたいな意味不明な漫画を書いていた、フルアナログで。
今回はね、大人になって、仕事もまあまあ普通に週五くらいで働いている二十半ばの人間が、自分で金出して漫画描いて本にしたっていう話をしたい。準備いいかな
突然、「このイベント参加しよう!漫画かきたい!」
某フォロワーりんごちゃんから、スタバのオタクとして名高いりんごちゃんから言われた。
嬉しかった、なんも考えずに返事した。
「おk」
まじでなんも考えてなかった。
だから返事した後に気がつく。
「どうやって書くんだ.....?」
漫画って、めちゃめちゃ難しいと思う。アツいパトスを抱えたオタク達が無尽蔵に生み出す同人作品に囲まれ温室育ちの消費型オタクこと、ぉっょ。
それをどうやって作ったかなんて考えたこともなかった。
作る上で抱えた問題があった。
・コマ割り
・ストーリー
・構図
・セリフ
ヤバいね。マジで漫画って結構やばいね。
実際完成させるまでは、時間がなかったのでもう根性と「こうだろう、多分」という憶測で進めた部分が多々あるので、反省点多くあるのだけど、とにかく箱を開けてみるとなかなかブラックホールでした。でも開けてよかった。すげえ勉強になった。
まずはコマ割り。
マジでさっぱりわからなかったのでお気に入りの漫画を読みまくった。あ、この構図と運び良いな~~~!こうやって線引くんだ~~~!何事もね、真似っ子だと思う。完璧にパクるのはダメだけど、リスペクトして参考にさせていただいた。やはりプロはすごい。
ストーリーはね、ページ数の関係があったけど、とにかく最後で「ふぁああ...ン❤」みたいなオチにしたかったのでここは持ち前の妄想力でEvernoteというアプリに書きなぐり。時系列、大体のストーリー、セリフでわけた。本当はもっと場所とか、部屋とか細かく情報があると背景が描きやすいのかなと思った。そんなことを考える時間は当時、なかった。
構図。
よく「描きたいみせたいコマをでかくして」
みたいなことをよういうけど、全然わかんないだわ。
そもそも描きたいコマってなんだと、これもまぁ漫画を読みまくり。
次のコマに突然移っても、読者が違和感を感じないという所にだけ焦点を置いた。
それ以上は考えると頭が爆発した。
パトスも「もうおれ限界だよ」って言ってたね
あと、そのキャラクター360度アラウンドビューモニターなのか?という気持ちで舐めまわすようににゃラクターとにらめっこ。
座って話しているだけとかの描写ってすげー大変なんだね、ご飯描きまくっちゃったよ。
セリフ
いわせたいセリフが、オタク喋りになってしまい、コマに収まらぬ事態。五分に1回あった。
小説だったら考えなくてもいい事なのに、漫画だと大体の面積セリフで埋まっちゃうというね、全コマコナンくんの謎解き文章みたいなね。言わせたいことは沢山あるのに、それをいかに細切れに、簡潔にまとめるか、あとフォントもね、メリハリつけるうえでフォントってすごいんだね、読んでる時は気が付かなかったよ
こんなような他にもいっぱいわかんないヤバかったことはあったんですが、何やかんや同サークルのりんごちゃんとお互いケツをばしばし叩いて原稿をすすめ、なんとね、2週間!やれば出来るんだね。ケツ真っ赤だったと思うね。
完成して本が届いた時は「すげー!!!!!漫画だ!!!!!!」ってなった。
この達成感は、なににも変え難い経験だとも思った。作って悩んで苦しんだら出来る、でもすごい良いコマとかかけた時1人で踊ったりとかしてキモ楽しかったなあ。
それをね、イベントに持っていくの。重たいリュックに詰め込んで。そういう人達がね、サークルで参加してコイン3枚とか4枚とかでね、アツいオタク達に共有するんですよね。それって、素晴らしい空間だと思いません?
わたしは、なんて至福なんだと思った。
作ってよかった!
誘ってくれてありがとうりんごちゃん!
こんどは反省点をまとめてもっといいの作るぞ~~~!!!
作ってる途中はもう二度とやらねえ!って1言リピートしていたのにね、ハム太郎。へけ!